とうこうフォト日記

　５月24日(水)、5月晴れの中、爽やかな風が通り抜け、蒼々とした空の下で、多賀幼稚園の園児の皆さんが本校バラ園にお越しになりました。コロナウイルスの影響で３年間実施できていませんでしたが、今年度は無事実施することができました。

　本校電気システム科2年36名と多賀幼稚園からお園児18名との交流会ははじめはお互いぎこちなく、園児も不安な表情を浮かべていましたが、手をつないで本校まで歩くなか、生徒たちから園児に声をかけると、表情も和らぎ始め、会話もはずむようになりました。本校到着後、溶接実習室前にてアンパンマンショーやじゃんけん大会を行い、緊張感のほぐれてた園児たちからは大きな声で声援をもらいました。

　赤・黄・白と色とりどりの花が咲いたバラ園では、各自各々が、園児たちと鬼ごっこ・かくれんぼ・宝物探し等を行い交流を深めました。青空の下で無邪気に走り回る園児たちを必死になって追いかける生徒たちの額には、きらりと光るモノが浮かび、心を透かす風が互いの心に吹いておりました。
　生徒たちも童心にもどり、屈託のない笑顔を垣間見せるなど、普段の学校生活はまた違った一面を見せてくれました。普段、人間関係があまり得意でない生徒も園児からのアプローチに戸惑いながらも、一生懸命答えようとする姿を拝見すると、愛と心の活動があったように感じます。関係していただいた多賀幼稚園園長先生はじめとする関係者の皆々様には感謝の言葉しかありません。本当に、ありがとうございました。十年後、この園庭で交流した記憶を持ち、本校の門をくぐる生徒が現れ、今度は逆の立場で本日を再現できることを期待したいと思います。