本校で交流授業を開催しました
2025年2月16日 18時41分2月14日(金)に終日、本校で第3回東予高校「交流授業」を開催いたしました。機械科3年生の『溶解実習』の授業に小松高校と丹原高校の生徒・教職員の方々がそれぞれ来校され、実習の様子を見学されました。今回の溶解実習は、毎年機械科3年生が1年間かけて勉強や準備、訓練をして取り組む卒業前の集大成となる実習です。2月の家庭学習期間に入っても頻繁に登校してきて、準備に取り組む姿をずっと見てきました。また、この実習を実施するにあたり数十年前から物心両面でご支援していただいている地元企業「株式会社栗田鋳造所」様が、当日も代表取締役社長の栗田孝一様をはじめとして計3名の社員の方々が指導に駆け付けていただきました。まず早朝から直前準備に取り掛かりました。朝早くから愛媛新聞社さんも来校して、一日密着取材をしていただきます。
はじめに代表生徒・教員へ、本校の渡邊校長先生による神事を実施して、事故や怪我なく無事に終えられるように安全祈願をしました。
その後、生徒全員に注意事項を伝えて、各班に分かれてそれぞれが最終準備に取り掛かりました。
さあ実際に溶湯(ようとう:溶けた金属)が出始めました。温度が約1500℃近くにもなり危険を伴うため一層、緊張感が走ります。
見学に来た小松高校・丹原高校の生徒さんや先生方も、かなりの迫力に驚いておりました。
ここから生徒たちが交代で準備した鋳型(万力・鉄アレイ)にどんどん鋳込んでいきます。
すべての鋳型への鋳込みが完了して、後片付けに入りました。まだまだ一切気が抜けません。
全員で協力して後片付けを終えて、製品チェックをしました。きれいにできており安心いたしました。そして、事故や怪我などもなく無事に終えることができて何よりです。
おわりに閉会行事をしたのち、愛媛新聞社さんから栗田社長様や代表生徒などが取材を受けました。
今回、見学された生徒さんたちは「会社でやっているようなことを東予高校でもやっていてびっくりした。」、「溶かした鉄を汲んだり運んだりしてすごいと思った。」、「テレビや映画でしか観たことがないようなことを専門教科でやっていることを知れてよかった。」など、溶解実習の迫力に驚いたと同時に、東予校生の専門性に感心している様子でした。今後も3校での交流授業に取り組んでいくなかで、さらに新たな内容や取組にも挑戦していきたいと思います。小松高校・丹原高校の皆さん、引き続きよろしくお願いいたします。